家庭画報 2011年 11月号 [雑誌]

世界文化社 (2011-10-01)


家庭画報11月特集は
日本が誇る「フランス料理」の魅力

フランス レストランウィークのお披露目で来日したシェフが東京、関東のフレンチレストランを訊ねるという趣向です。

登場するシェフ行ったお店のラインナップはこちら。

アラン・デュカス
エディション・コウジ・シモムラ
(六本木)
オギノ(池尻大橋)

クリストフ・モレ(「ラセール」シェフ)
レフェルベソンス
(西麻布)
カンテサンス(白金台)

ロマン・シャペル(「レストラン アランシャペル」シェフ。アランシャペルの次男
クレッセント
(芝公園)

ダヴィッド・ズダス(「DZ’envies」シェフ)
ビストロ・ド・エル
(中目黒)
レスプリ・ミタニ(六本木)
ラ・トルチュ(広尾)

パスカル・バルボ(「ラストランス」シェフ)
ホテルブレストンコート ユカワタン
(軽井沢)

途中に、ア・ニュ、フロリレージュ、アピシウス、ベージュ、ミヤヴィの紹介が挟まるという構成。

本文によると、シェフに事前にどの店に行きたいかを聞いてアレンジしたんだそうです。

こうやって眺めてみると、同じ店が重ならないようにとか、いろいろな調整は入っていると思いますが、どのシェフがどの店を選んだかがけっこう興味深いです。

ズダス氏の「DZ’envies」はディジョンにあるビストロで、トルチュのような、吉野健氏の路地裏ビストロを合わせるというのはなるほど、という感じがします。
バルボの写真はレストラン内ではなく、裏庭の菜園?だし。

フランスレストランウィークは、2010年6月にフランスで行われたレストランイベント「Tous au Restaurant」(皆でレストランに行こう)の日本初の開催で、アラン・デュカス・エンタープライズの提案で実現したものなんだそうです。

デュカスくらいの政治力がある…というか、一国全体のレストラン文化を率いる料理人がいる国でないと、実現しないイベントですよね。
それだけフランス料理のフランス文化全体に対する重みは大きいのだともいえるし、今このようなイベントを行うということは、フランス料理全体の位置を上げたい、客の裾野を広げたいという危機感のあらわれとも読めるのではないかと思いました。

10月4日から始まるレストランウィークの参加店舗はこちら。(公式HP)

ELLE a tableにも記事ありました。
グルメ・エディターズPICK
「フランス レストランウィーク」参加シェフにインタビュー!



(余談)
家庭画報のHPでこんなの発見。

11月号特集連動企画
人気のフレンチシェフが伝授
「野菜をおいしくお洒落に料理するワンポイントレッスン」

特集に登場する6人のシェフに野菜料理を仕上げるポイントを動画で見せるというもの。
現在UPされているのは生江史伸シェフの「小かぶの下ごしらえ」。小かぶの剥き方指導です。
「丸ごと火入れしたカブ、パセリのエミュリション、生ハムとブリオッシュ」は生江シェフのスペシャリテですが、そんな人にかぶの剥き方なんて習っていいんか、と小心者の私はなんか心配になってきます
動画を見ると、皮の下の繊維質の部分を剥くのではなく「はがす」感じで取り外しています。

剥き終わった後の玉が小さい
あの凄みのある美味しさの生江シェフのかぶは、あんなに厚く皮を剥いた結果だったのですね・・・(-人-)ナム